デンマークが「世界で一番幸せな国」である理由...
その秘密は子育てにあるのではないでしょうか?

デンマークは長いこと、幸福度の高い国との評価を受けてきました。重要なのは、国民が実際に幸福を感じているということでしょうか。我々は仕事と私生活のライフワークバランスがとれた社会に生き、創造性の豊かであるからこそ幸せを実感できるのではないかと思っています。我々は洞察力の優れた、思慮深く、責任感の強い子どもに育つよう、自主性を重んじた子育てを心がけています。

---- デンマークでは子どもを「小さな大人」として、個性を尊重し、自主性を重んじて接しています。これがデンマーク人の創造性と自立性に結びついているのでは?

まさにその通りです。我々は未来を担う世代に、自立心があって責任感の強い人間に育ってほしいのです。それが実現出来てこそ、社会への貢献が叶うのです。子育ては我々の社会の重要な骨組みです。価値観が正しく伝えられ、理解されるよう努めなければなりません。創造性は、偶然に湧いて出てくるものではありません。幸せへとつながる創造性を生み出していけるよう、子どもたちを刺激していかなければなりません。

---- 大使ご自身はお子様たちにどのような子育てを実践されているのでしょうか?お子様たちにはどんな大人になってほしいですか?

ここでは自立と信頼がキーワードとなるでしょう。4人の子どもに恵まれた父親として、創造性豊かに、自立し、信頼される大人になるよう教えてきました。お蔭さまで子どもたちは好奇心旺盛な、自由で、自立した大人へと成長しました。自信をもてるようにしてあげることも重要だと思います。

---- 日本の子育てとの違いは感じますか?

日本の学校へ訪問をして感じるのは、日本の子どもたちは往々にしておとなしく、消極的です。これは子どもたちにとっても社会にとっても好ましいことではありません。消極的な態度を改め、積極的になるべきです。ECCOの靴ように。ECCOの靴は子どもを活発にし、常に前進する手助けをし、ぬくぬくとした生温い状況から抜け出し、新たな冒険へと誘います。快適であってよいのは、靴だけなのかもしれませんね。

駐日デンマーク王国大使 /
フレディー・スヴェイネ

駐日デンマーク王国大使 / フレディー・スヴェイネ

1982年デンマーク外務省に入省。在ブリュッセル・デンマーク EU代表部書記官、在仏デンマーク大使館参事官などを経て、2005年9月に駐日大使に就任。
その後2008年に一旦日本を離れ デンマーク農業理事会CEO、デンマーク外務省EU/EPA担当大使、駐インド大使を経て2015年8月より二度目の駐日デンマーク大使に就任。
日本通のフレディ大使は 2017年の日本Xデンマーク外交関係樹立150周年記念行事にも尽力。家族は妻と子供4人。