カラーを楽しむ

サラ・ロジーナ(ECCO Accessories、スタイリング部門リーダー)監修

ECCO Accessories スタイリング部門のリーダーとして、サラ・ロジーナは各コレクションでどのカラーまたは素材を際立たせるかを決定する重要な役割を担っています。そのために、彼女は、チームにインスピレーションを与えるさまざまなコンセプトやアイデアを調査します。シーズンごとに、サラは ECCO Leather と連携して、デザインを引き立たせる素材を選定します。

初めて TRUE INDIGO レザーに出会ったとき、何を思ったか?

「ECCO Leather でこのコンセプトを初めて見たとき、「わあ、何てクールなの!」と思いました。でも、とてもユニークで独特なレザーなので、一部の消費者には理解されないのではないかと、ちょっと心配でもありました。」と彼女は語ります。

「SS18について言えば、私は ECCO のルーツ、伝統、歴史、そして私たちがとても大切にしているもの — スカンジナビアの風景を思い返していました。その非常に良い例が、デンマークの北のはずれの、小さな人里離れた場所に居を定めたスカーゲンの画家たちです。彼らは日中に差し込む特殊な光からインスピレーションを受けました。彼らは、その光が差す時間のことを、空と海が同じ色になることにちなんで「ブルーアワー(青い時間)」と呼んでいました。」

「TRUE INDIGO レザーは、これら画家たちの絵画を見ているようです。」サラはこう語ります。「私たちは、全体のコンセプト — レザー自体の信頼性、色の深み、および染料が豊かに浸透してから色あせたインディゴジーンズにインスピレーションを受けた素材 — に強く惹きつけられたため、挑戦してみることにしました。」 サラたちは、まず最も有名なバッグ — ECCO SP2 Doctor Bag — から挑戦を始めました。それがうまく成功したため、男性向けの ECCO CASPER バックパックのようなデザインを含む、さまざまなスタイルに挑戦を拡大してゆきました。  

 
 

ECCO Casper Backpack

 
 

ECCO Small Doctors Bag

 
 

ECCO Soft 8

 
 

さらに、彼女のチームは、ECCO Shoe Design Studio にいる同僚たちが TRUE INDIGO レザーを使って、ECCO BIOM STREET や ECCO SOFT 8 など、いくつものカジュアルおよびフォーマルのコレクションを計画していると聞いて、興奮を覚えました。それで、各製品とレザーの独自性を強くアピールするコンセプトの作成に共同で取り組むことにしました。

「特にバッグをお持ちであれば — バッグはシューズよりもレザー 1 枚の面積が大きいので — TRUE INDIGO の美しさを味わうことができます。それで、私たちは目標に向かって進み、シーズンのコレクションの一部としてまとめ上げたいと思いました。」

「このレザーを使えば、それぞれのバッグが非常に独特のものになります。たとえば、Doctor's Bag に使用するキャメルのナチュラルマークは、インディゴカラーを実にきれいに吸収します。それで、TRUE INDIGO の個性とも言える、この美しく、自然で、退色してゆく色合いを作り出すことができるんです。」とサラはコメントします。

 
 

 

 
 

 

 
 

 

 
 

 

 
 

製品を生み出すためのこのパーソナライズかつアルティザン的な手法は、近年のアートやデザインの展覧会のトレンドであるため、サラによると世界の至る所で見られるということです。ただし、素材を最大限生かす姿勢は、常に ECCO のデザイン DNA であると共に、デンマークのデザイン全般にとって欠くことのできない要素でもあります。

「多くのデザイナーが、新たな素材、新たな製造法を使ってデザイン上の実験を行っています。」「ECCO の製品で、私たちが実際に挑戦していることは、素材自体にこだわり、デザインによりその美しさを際立たせることです。今回の素材、TRUE INDIGO は、持ち主と共にさまざまな場所に移動し、持ち主がどこでどんな生き方をしてきたかを語ることのできるパートナーのようなレザーです。」

話をする彼女は、TRUE INDIGO のスニーカーを身に着けています。サラは、たくさんのバッグの使い心地も試してきたそうです。バッグは、使っているうちに色目が変化するのを見るのが実に楽しいそうです。「ちょうどジーンズのように、使い込むほど素材に使用感が現れ、自然な感じになってゆきます。自分の一部になってくる感覚を味わえます。TRUE INDIGO は共に時を過ごすことのできる色です。」