コントラストのハーモニー

特集 - Frederik Thybo(バイオリニスト)

ECCO の新ブランドキャンペーンムービー「Perpetual Natural Motion」にある、バイオリンとエレクトロニカの融合はあり得ないように思えるかもしれません。しかし、ムービーに登場し、自分のバイオリンの音色をエレキギターのように響かせることのできるデンマーク人のバイオリニスト Frederik Thybo にとって、これは弓と弦の新たな関わりを示す予想を超えた楽しみに過ぎません。

バイオリンを、美しく古典的な音楽を奏でる極めて伝統的な楽器と考えるのは、あなただけではありません。でも、そのサウンドをいろいろと試してみるなら、ずっと多くの音色を奏でられることがわかるでしょう。バイオリンは、他のどんな楽器よりも驚きを与えてくれることでしょう — ちょうど Frederik Thybo がそうであったのと同じように。

その最初から、Frederik のバイオリンとの関わりはうれしい驚きの連続でした。彼がわずか 4 歳の頃、家族の休日をプラハで過ごしていたとき、彼の両親が楽器店の前を通りかかり、ウィンドウ越しに小さな子供用バイオリンに目を留めました。両親は Frederik がそれを弾いて喜ぶだろうと考えたのです。その通りでした。それ以来、Frederik は、弓と弦を手放すことができません。「僕は、最も感情に訴える美しい作品をバイオリンで演奏するのが好きなんだ。また、あまり明瞭でない、実際にはそれほど美しくない音を出すこともできる。でも、適切な箇所で使うなら、何とも形容しようのない、バイオリンで弾いているとはよく分からないサウンドも扱えるのは面白いよ。新しく、面白い音楽ジャンルを作り出すことができるからね。」と、楽器の捉え方を変えるような挑戦が好きな、革新好きのデンマーク人バイオリニスト Frederik は語ります。「エフェクトを一切使わなくても、バイオリンで極めて多様な音を作り出すことができるよ。僕は、有機的で美しいサウンドと、エッジの効いた醜いとも言えるサウンドの両方が好きなんだ。」

バイオリンは、他のどんな楽器よりも 驚きを与えてくれることでしょう...

たとえば、バイオリンのより現代的な使い方を知りたければ、Frederik のバンド Cody のサウンドを聴いてみてください。彼らは自らのサウンドを、「ポストロックと北欧の陰影な気配の漂う、フォークにインスパイアされたポップメロディー」と表現しています。バイオリンのような伝統的な楽器は、シンセサイザーなどの電子楽器と組み合わせることで、「サウンドをどこか違う場所に連れていってしまう」と彼は述べています。「いつも目指しているのは、聴いてくれる聴衆にとってだけではなく、バンドで演奏する僕たちにとっても、面白い曲にすることなんだ。」

別の例は、ECCO の新しいブランドキャンペーンムービー「Perpetual Natural Motion」です。この中の楽曲は、デンマーク人の作曲家 Martin Dirkov の手によるもので、バイオリンをエレクトロニカを組み合わせることで、2 つの対照的な要素の融合でどのように非凡な結果を作り出すことができるかを象徴的に示します。表現力に富み、豊かでダイナミックな楽曲は、ECCO の精神をよく表しています。「Martin の曲はユニークで非常に美しい。」と、この作曲家の古くからの友人であり、ムービーの中でバイオリニストの役を演じている Frederik は語ります。「有機的な音楽と電子的な音楽を融合した楽曲により、ムービーは非常に美しく、パワフルなものになっている。」

完成したムービーを視聴して、Frederik はムービーに ECCO の自然との繋がりが深く表現されていることに感動しました。「僕も自然からインスピレーションを受けているよ。」と著名なレコーディングアーティストである Frederik は語ります。「僕はコペンハーゲンに住んでいるから、都市から出て田園地方に入ると、自然だけが与えることのできるこの感覚が得られるんだ。自然の偉大さから恐れを感じると同時に、真の静けさを内面に感じることができるんだ。」"