北海道を除く日本には梅雨という雨が降り続くシーズンがあります。稲を始めとした農作物にとって不可欠な雨ですが、梅雨を好きだという人は多くないと思います。しかしながら、この時期を快適に過ごす方法はあります。それはGORE-TEX®を始めとした防水透湿性に優れた素材を使用したシューズを履くことです。
ECCOにはGORE-TEX®のなかでも特に通気性と透湿性に優れたGORE-TEX® SURROUND®を採用したCOOL 2.0というプロダクトシリーズがあり、このシューズは雨の日に長時間履いても、雨がシューズ内部に侵入しないだけでなく、アッパーやソールユニットに大胆に配されたベンチレーションホール(通気孔)からシューズ内部の湿気を効果的に排出してくれて、本当に快適なのです。これがゴムやビニール製のレインブーツ、すなわち長靴ではそういうわけにいきません。防水性は高いのですが、シューズ内部に湿気や熱がこもってしまうのです。特に高温多湿の日本ではレインブーツを長時間履いて歩き続けるのは苦痛以外の何物でもありません。
自分が初めてGORE-TEX® SURROUND®を採用したシューズを履いたのは、COOL 2.0のベースとなるモデルだったのですが、このシューズを履いて、まず感じたのが歩きやすさ。いろいろなところで書いていますが、歩行時の着地時にかかる衝撃は体重の1.2~1.5倍程度といわれているので、厚手のランニングシューズのように衝撃吸収性がありすぎるシューズを履くと、脚力が路面に伝えにくく、実は効率的に歩きにくいのですが、ECCOのこのシューズは、脚力を路面に効率的に伝達してくれ、本当に歩きやすい。2015年3月にロサンゼルスマラソン(42.195km)を走った翌日なのに、このシューズが歩きやすいおかげで、サンタモニカの街を散策したり、ベニスビーチからサンタモニカまで歩いて戻ったりと23kmも歩行。同行した人からは「フルマラソンの翌日にそんな歩いても足は痛くならないんですか?」と驚かれましたが、歩くことを徹底科学したソールユニットを装備したシューズだったからこそ、長距離を歩いてもずっと快適だったことを説明しました。
このようにECCOのシューズは長時間歩き続けても快適性を失いません。それだけに雨の日でも長時間の外出から逃れられない人にはCOOL 2.0のように防水透湿性と高レベルの歩行性能を組み合わせたシューズをトライしてほしいですね。一日中歩き回ってもシューズ内部はサラッとしたドライ状態ですし、アウトソールは濡れた路面でも高いグリップ性を発揮してくれるので、雨の日でも歩くことが楽しくなると思いますよ。